ホタルの鑑賞会が日本のあちらこちらで始まりました。
私たちも5月中旬より恒例行事のようにホタルの出現種数をカウントしております。
日本の各地で、ゲンジボタル、ヘイケボタル等いずれもカワニナなどを餌にする水生ホタルが親しまれております。
しかし、実際には、陸生ホタルのほうが種類も多く、この水生ホタル及び陸生ホタルをあわせて、国内で40種近く、
海外では、熱帯地方から温帯地方にかけて、おおよそ2,000種類のホタルが生息していることが確認されています。
実際、近くで見ていますとホタルの光にみとれて、時間がたつのも忘れてしまいがちです。
また、撮影を試みますが、実際の状況を撮影すると、上記のような写真になります。
動画等を使って現場の美しい光景を皆様にお伝えしたいのですが、ホタルの光だけをクリアに捉えて、おみせすることは、非常に難しい状況です。
日本ではこれまで、ホタルを復活させる活動が各地で行われ、現在では、ホタルの鑑賞会が夏の風物詩になりつつありますが、谷津田、谷戸のような里山的な生態系が保たれていなければ、ホタルの生息環境も乏しくなります。
今後も可能な限り、自然環境保全の観点から、ホタルの生息環境を整備し、
毎年、ホタルが生息できるように興味をもって見守っていくことが重要と考えます。